工房の庭

庭1

18坪の小さな工房に囲まれて、これまた猫のヒタイほどの庭があります。

5月,緑が深くなってきました。

正直に言って,若い頃から植物にはあまり興味が持てなかったのですが,年齢からか最近じんわり癒されまます。



庭2

欅の若葉。太い欅が周りに子孫を残そうとしています。つい鉢に植え替えてしまう。



庭3

ジャーマンアイリスはなんだか貴族の奥さんのイメージ。



庭4

だんだんと太くなってきた。早く収穫したい。朝食のお皿にのってくれ。



庭6

ヤマボウシの葉がざわめいている。



庭5

今年学んだのは、植栽で平面だけでなく高低をつけると庭がいきいきとしてくるということ。庭好きの方にとってはイロハのことだろうけれど私には新鮮でした。



| 工房生活の周辺 | 20:36 | - | - | pookmark |
なにわ

大阪在住の娘夫婦に招かれて,なにわ散歩してきました。


難波で乗った川のクルーズ船から若手落語家の解説をききながら歴史ある橋や建築を見上げる。GWでごった返す繁華街の岸の人々から手が振られる。乗船している人もさかんに手を振る。連休の祝祭的雰囲気。40cmくらいもあるボラが飛び跳ね船に体当たりしてくるのに驚く。
大阪1




大阪でいつも興味ひかれるのは商店街。静岡ではみられない店が残っている。これは「からほり商店街」。まだ早いので開けてない店も。買い物したあと「おおきに」とやわらかな言葉が追ってくる。
大阪3


商店街近くの路地では古い町家を改装して小さな店がぽつぽつとある。町家改装専門らしき建築家事務所もあった。若い人の雑貨屋、革工芸,古書店、、、。いろいろな試みを感じる。大変だろうけれどがんばってほしいと思う。
大阪4


小さなタバコ屋の奥にある4席だけのお好み焼き屋さん。遠方からのお客さんも来るのも分かる気がするような素敵な80才のご夫婦の淡々とした語り口と、たっぷりして美味しいお好み焼き。
大阪5



中学時代からの阪神ファンだけれど甲子園初体験。
大阪6


コアーな阪神ファンのスタイルににたじたじ。この日は宿敵巨人に残念ながら負けた。
大阪7


混雑する新幹線の中でぼ〜っと大阪を反芻しながら藤枝に帰りました。


| 工房生活の周辺 | 09:58 | - | - | pookmark |
ある日
ある日1 

家具作りの合間に作ってきたポストがようやく出来上がり設置。A4くらいの封筒も入るように大きめ。さて雨仕舞いが課題かな。




ある日2

鉋台の調整。
30年以上木工をやってきても、きちんと調整した後の削り具合の結果の素晴らしさにハッとしてしまう。上の方から初心に帰れ、と聲がする。



ある日3

エンドウ豆がすくすく育っている。
野菜の花はどうしてこんなに美しいのだろう。



ある日4

少しのアルコールとバッハの「平均律クラヴィーア曲集」を聴きながら,図書館から借りてきた「富士日記」(武田百合子)に引きずり込まれる。


| 工房生活の周辺 | 15:30 | - | - | pookmark |
スモールベンチ

花寒の日、小さな室内用ベンチをお届けしてきました。
時々遊びにくるお孫さんが楽しめるようにと,マンションの部屋の片隅に置かれました。

長さ1mの小さなベンチですが、大人二人も座れます。

座板と背板に国内産の山桜を使っています。脚とスピンドルはトネリコ。
年月の色の変化が楽しみです。


小さなベンチ2

小さなベンチ3

小さなベンチ1

小さなベンチ4

小さなベンチ5

<小さなベンチ>
100w x 42d x 40sh/75h cm
山桜,トネリコ
オイルフィニッシュ
(参考価格¥90,000 送料別)




小さなベンチ6

工房から600mに新東名(14日に開通)のインターチェンジ(藤枝岡部IC) ができ、昨日の日曜日、いつもは静かなそばを通る県道が車の往来で終日にぎやか。

私もですが、裏山の狸たちも驚いているに違いありません。



| recent work | 16:00 | - | - | pookmark |
小さな座卓

朝,工房近くの斜面では,茶畑に点在するポールの上のファンが賑やかにまわっています。(空気を動かして霜を防ぐためです。)

桜が満開の日曜,散歩していると小さな公園でも花見の宴がみられ肌寒い風の中をこどもたちがはしりまわっていました。いろいろなことがあっても,春は人の心を浮き立たせるものがあるのだなとあらためて思いました。


小振りな座卓をお届けしてきました。ナラの慎ましい座卓です。

小さな座卓1

小さな座卓2


この頃、質の良い素材と丈夫な木組みと単純なかたちで十分ではないか、と思うようになりました。
というのもお客さまのお宅で十何年前に作らせて頂いたものに再会した時、それらの要素がしっかりしている家具の確かさを実感することが多いのです。

いまは亡きお祖父さんの家具をセンスよく自分の部屋に活かす若者のような話が好きです。
そのような仕事でありたいと思います。


この小さな座卓は,医院の待合室の奥にある畳スペースに置かれました。お年寄りの患者さんが名前をよばれるまでのひととき、この座卓のまわりがおだやかな雰囲気であってほしいと思いました。

小さな座卓3

<小さな座卓>
90w x 60d x 34h cm
ナラ
オイルフィニッシュ





小さな座卓4



| recent work | 07:43 | - | - | pookmark |
工房点景
四月になり,私の住む藤枝では山桜が散りはじめそめいよしの桜が見事になってきました。
それでも今朝など5度くらいで寒いくらいでした。


工房点景1

まだ眠そうな機械たち。(眠そうなのは私か、。)



工房点景2

製作途中のベンチ。かたちを探りながら、、、。
山桜のきれいな木肌。トネリコの頼りになる強度、、。



工房点景3

細いスピンドルを旋盤で削ると振動が出てしまいうまくいかない。
そこで過日、半日かけて、途中で支え振動を押さえる「スピンドル・レスト」を自作しました。(買うとけっこうするので買わない。)

なんとなく,○○星人のような顔つき。
順調に回転,加工も首尾よく作業できやれやれ、、。




工房点景4

庭は春の雨。クリスマスローズもうつむいて、、。

工房の方向と在り方を想いめぐりらしながら過ごした雨の一日でした。



| 工房生活の周辺 | 17:02 | - | - | pookmark |
ローテーブル
一雨ごとに植物たちが生き生きとして春の到来を感じるこの頃です。やはり今年の冬は例年より寒かったなあ、と思います。

座卓の高さのローテーブルを製作しました。
大阪で共働きしている娘に以前から頼まれていたものでした。 
周りに座る人の膝をなるべく邪魔しないように設計しました。

喜んでくれましたが、工業デザイン的な仕事をしているのでさりげなくきついコメントが混ざっていたりして、。

コーヒーテーブル1

コーヒーテーブル2

コーヒーテーブル3

〜ローテーブル〜
120w x 60d x 35h cm
ブラックウォールナット、 ナラ
オイルフィニッシュ






| recent work | 08:47 | - | - | pookmark |
早春の寒風
閑散とした藤枝の田舎に暮らしていると、用事やたまに納品などで上京するとき、首都圏の人口の多さの片鱗に触れ、何度行っても軽い驚きがあります。

週末など午前は首都圏を出ようとする渋滞で高速道路は延々とびっしり、逆に夕方は戻ろうとする渋滞がとなりの県境までヘッドライトが帯のようです。街中も休日など特に外出の車で幹線を外れても混んでいるときが多いです。駅でも人の多さに慣れません。

私はいつもそこに人の数だけさまざまなその人にとってはかけがえのない日常生活があると思うと何ともいえぬ感覚に囚われてしまう癖があります。

震災から一年目の昨日も東京の中を移動していました。
メディアなどで読む被災された方のひとりひとり異なる精神的、経済的な困難のあまりのことで言葉を失います。まだ雪の降る早春の今、膨大な数の方々の現実。

そしてこうして読んだり聴いたりするとき、自分の中で天災と人災とをあいまいにして考えないようにしようと思います。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


下の画像はお届けしたベッドサイドテーブルです。

ベッドの傍らにこじんまりとお役に立てると思います。
全体はナラ、引出しの前板だけ山桜をつかいました。(見た目、あまりかわりませんけど、、。)



ベッドサイドテーブル2

ベッドサイドテーブル3

ベッドサイドテーブル1


(ベッドサイドテーブル)
52w x 35d x 60h cm
ナラ、山桜,ソフトメープル
オイルフィニッシュ
(参考価格¥80,000(税込み,送料別))







| 工房生活の周辺 | 21:51 | - | - | pookmark |
ロースツール212

スツール1


長らく定番だったロースツールのモデルチェンジをしました。


スツール7









改良した点は:

○ 標準的なダイニングチェアーの座高と同じくらいの42cmに高くして、食卓で人数が増えてイスが足りなくなったときの応援に使えるようにしました。

○ 脚の素材をねばりがあり白さの美しいトネリコにして、なおかつ、座面との接合部の寸法を太くて、ブラックウォールナットの座面も厚くして、大幅に強度を増しました。
 
○ ブラックウォールナットの座面を横に伸ばし、ゆったりとした座り心地になりました。



スツール2

スツール3

スツール5

スツール6

スツール4



いままでロースツールはたくさんの方々に使っていただいたのですが、それなりの理由があったからだと思います。

軽く持ち運べ一休みに便利で、高いところのものを取る時ちょっとした踏み台にもなり,花瓶や人形などの台になる、使わないときでも小さいので部屋の片隅で邪魔にならない、等々。

我家でも長く使っていますが、いつしか必需品になっています。


さらに多くの方に役立つよう、改良を続けたいと思っています。




「ロースツール」
巾40 x 奥行き24 x 座面高さ42(全高43)cm
ブラックウォールナット、トネリコ
オイル仕上げ
¥34,000 送料¥1,800





| recent work | 15:35 | - | - | pookmark |
コートハンガーとペグボード
 コートハンガ−0

昨年末、大阪の M さんからちょっと珍しいご注文のメールをいただきました。

玄関などの壁付けのコートハンガーと、個室用のペグボードを、各々二組ずつというものです。
しかも M さんは木の素材がお好きなのでいろいろな素材を試したいとのこと、そしてコートハンガーには軽いものを置ける棚を、ということでした。

こうして製作すると、素材の個性を再認識します。ボードとペグの組み合わせに楽しく悩みました。


ナラのコートハンガー。
コートハンガ−1

ナラの本体に樺のペグの組み合わせ。
コートハンガ−2




もうひとつはクルミ。
コートハンガ−3

クルミの本体にトネリコのペグの組み合わせ。
コートハンガ−4



個室用の樺のペグボード。
コートハンガ−5

樺のボードにトネリコのペグ。
コートハンガ−6



もうひとつはブラックウォールナットのペグボード。
コートハンガ−7

ブラックウォールナットのボードに黒檀のペグを組み合わせました。
コートハンガ−8


ペグの形状は普通のハンガーのためのものと、帽子やショルダーバックの肩掛けなどを掛けやすい細長いものとを交互に配置しました。

いずれも私の好きなシェーカー家具のペグたちのデザインから感化されたものです。

どんな壁の素材(石膏ボード/木/コンクリートなどいろいろな場合があります。)にも掛けられるよう丈夫なネジと補助プラグ,取り付け説明書を同衾しました。

M さんのお宅にどんな変化が生まれたことでしょう。楽しんでいただけたらうれしいです。


「コートハンガー」
90w x 17d x 25h cm
ナラまたはクルミ。(ペグは樺またはトネリコ)
オイルフィニッシュ
(参考価格¥50,000送料別)

「ペグボード」
90w x 7d x 7.5h cm
樺またはブラックウォールナット(ペグはトネリコまたは黒檀)
オイルフィニッシュ
(参考価格¥9,000送料別)



| recent work | 13:40 | - | - | pookmark |
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